38名のエントリーがあったこのクラスは修道大学と県立広島大学の女子部員がかなり賑わしており、合わせて13名がエントリーしたが、実力はまだまだでベスト8に残った選手はいなかった。
そんな中、安芸地区本部からは高校一年生の宮嶋響(廿日市)とママさん選手の平野亜紀子(広島中央)が後半戦であるベスト8に勝ち残った。
宮嶋響は今年の全国大会で4位入賞。春の地区大会では女子の部、秋の錬成大会では男女混合の高校一般有段者クラスを制していて好調だったが、今大会は高校一般混合で行われることを当日の朝に知り、かなりテンションが下がっていた。
平野亜紀子は今年になって出産に伴う休養から復帰。前々回は4位入賞を果たしている。愛娘はまだ一歳になったばかりだがママさん選手としてがんばってほしいところ。
二人とも強豪選手相手にひけをとらなかったが、準々決勝で、惜敗。結果的に二人に勝った選手が決勝を争ったので、二人の実力もトップクラスにあることを示せたのではないだろうか?
一般男子型の部
この種目にも多数の修道大学拳法部の男子部員がエントリーしていて、賑わしてたが、ほとんどの部員が白帯の一年生。勝ち残ることができなかったが、気を吐いたのが広島中央支部の矢口英明、悟の親子鷹。なんと二人揃って後半戦のベスト8に勝ち残った。
今大会のようなメジャー大会で親子揃ってベスト8に残ったのは、あまり記憶にない。少年部上がりの名手が揃うなか、私より年長の矢口英明選手がここまで活躍したことは瞠目に値する。惜しくも準々決勝で敗れたが、悔いなき健闘。
前回3位の悟は、このクラスでは抜群のキレ味を誇る。少年部にも負けないスピードも魅力だ。準々決勝を勝ち抜き、前回に続き準決勝進出を果たした。
準決勝の相手は修道大学拳法部でも活躍したOBの宮本大夢(山口県地区・山口中央支部)、前回は屈しているだけにリベンジを果たしたいところだったが、接戦の末破れて3位となった。
宮本は決勝も制して中四国大会三連覇を果たした。卒業してもトップクラスの実力を維持しているところはさすがだ。