幼年4名、低学年14名、高学年5名が出場した廿日市支部、宮島口支部だが、中学生型の部はわずか1名のエントリー。前回の中四国大会高学年の部を制した大杉幸蒔だ。二枚看板で錬成大会決勝を争った荘川光葉は駅伝大会と重なり無念の欠場。必然的に錬成大会を制した大杉幸蒔に期待がかかる。
今年は春の地区大会決勝で敗れ、不本意なスタートを切った。膝の故障もあり、環境を変えて再出発。調子を取り戻しつつあったが、全国大会は2年連続で初戦敗退に終わった。
奮起を期した今大会は全国大会2年連続準優勝のY田君(鳥取)や3位のK谷さん(広島地区・寺西支部)を筆頭に、過去の全国大会で上位の経験を持つ強豪が揃うトーナメントで苦戦は必至。まあ幸蒔も一昨年の全国大会高学年で準優勝だ。
序盤戦は順当に勝ち進みベスト8に進出。安芸地区本部の選手は幸蒔以外は敗退してしまったようだ。
準々決勝も、見ていないのだが3対1で惜しくも敗れた。それでも安芸地区本部全滅を防ぎ、唯一入賞を果たして、廿日市支部、宮島口支部にとって少年部全種目入賞という快挙を決めたのは殊勲といえる。

本人は相当に悔しかったようで、閉会式でも終始浮かない顔をしていたが、それでも春の地区大会での不調からは完全に脱したように思う。中学になり小学生時代にしのぎを削ったライバルたちからは遅れてしまった感は否めないが、中学3年生になる来年は捲土重来の年としてほしい。
