2014年05月09日

第23回安芸地区大会レポート8

中学生型の部
このクラスには地元勢は少なく、荘川光葉が欠場となってしまったので、出場したのは大杉幸蒔(宮島口)一名。低学年以下の層は厚いのだが、中学生以上の充実強化もわが支部の課題である。
しかしこの大杉幸蒔は一昨年の全国大会高学年の部で準優勝、中四国大会(前述の「神トーナメント」)では優勝しており、実績は十分。順調に決勝へ進出した。
決勝の相手は一年生の武井安澄(宇品)、昨年のこの大会では高学年で優勝している実力者。前蹴りに難があったが、ここ半年で克服しており、逆に得意技と言えるぐらいスキルアップしている。
対して幸蒔は中学に入り、部活で練習量が減ったうえに、膝痛を悪化させているため、最近は精彩を欠いていた。しかし大会前は組手練習にも積極的に挑戦しており、短い練習時間ながら、中身の濃い練習をしていた。
決勝戦の型は高学年と同じく鎮東。しかし勝負は最初の半身の構えをとった時点で決していたと言わざるを得ない。
堂々の演武を見せた武井君に対し、幸蒔の構えは後ろの膝が曲がってしまっており、これでは勝ち目なし。判定も武井君に上がり、幸蒔としては初体験であろう安芸地区の大会で下級生に敗れるという屈辱を味わうことになった。
膝の故障もあったが今回は完敗。後輩の成長を褒めるしかない。本人も思うところあったようで、大会後は環境を変え、心機一転空手に取り組むようだ。人一倍空手への思いが強いだけに、無理をさせたのは私の責任ではあるが、まずは膝をしっかり治して、故障に強いからだ作りをさせて、再出発させたいと思う。

大杉幸蒔.jpeg

中学生型の部準優勝 大杉 幸蒔(おおすぎこうし)
少年初段 優勝歴等:H18地区大会幼年 H19錬成大会拳手法 H20地区大会低学年 H21錬成大会低学年 H21地区大会鎮東 H22錬成大会中学年 H23地区大会高学年 H24地区大会高学年 H24錬成大会6年 H24中四国大会高学年 H20中四国大会低学年敢闘賞 H21全国大会低学年敢闘賞 H24全国大会高学年準優勝




posted by ファイヤーマン at 23:32| Comment(0) | 大会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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