2014年05月06日

第23回安芸地区大会レポート7・入賞者紹介6

小学生高学年型の部
40名がエントリー。一昔前に比べたら、寂しくなった感は否めないが、3年前に全国大会低学年で2名が入賞した黄金世代も6年生になり、全国をかけた激しい戦いが繰り広げられた。
この種目にエントリーした地元勢は怪我に泣かされた。大会前日の練習で膝を痛めた玉川愛衣が無念の欠場。大杉幸穂は2か月前に足首を骨折。練習なしでいきなりの復帰だったが、本調子には程遠く、膝の調子が本調子ではなかった同じ5年生、田中悠介とともに準々決勝で敗れた。ベストコンディションで出場させてやれなかったのは、私の今後の課題。
地元勢が苦戦する中、エースの荘川悠晟は一人気を吐いた。順調に準決勝に勝ち上がると強豪の一角、坂枝楓眞(広島)と対戦。スピードやキレでは分が悪かったのだが、技の正確性で上回り勝利。決勝に進出した。
決勝の相手は渡部征名(A-CITY)。これまで悠晟の前に立ちはだかり続けた厚い壁(小柄だが)、これまで一度も勝ったことはない。征名は全国での入賞歴こそないものの、早くから実力を発揮してきた強豪。安芸地区の大会では常に学年別の上位を占めてきた。特筆すべきは2年前の中四国大会。4年生ながらベスト8に勝ち進み。準々決勝から決勝までの7試合が全て主審判定だったという前代未聞の「神トーナメント」の一員に入っていたこと。
※当時の大会レポートはこちらhttp://fireman-renshinkan.seesaa.net/article/302539637.html
応援席からの大声援に送りだされた悠晟は、持ち前の正確な鎮東を披露。征名は準決勝の坂枝楓眞と同タイプで、スピードとキレが尋常ではない。しかし悠晟の鎮東は切れも一級品である。
非常にハイレベルな戦いとなり、見ている者を魅了する一戦だった。息を飲む判定は、副審の旗が悠晟に上がり、見事優勝を果たした。
学年別の優勝は幼年以来のはず。ここ数年、家族のサポートもあり、誰よりも練習を積んできた。やはり努力は裏切らなかった。
素晴らしい一戦だったが、渡部征名は足の骨折から復帰して間がなかったとのこと。練習量が不足し、ベストコンディションではなかっただろう。ぜひ全国大会の舞台で直接対決にて決着をつけてほしい。誰もが見たい対決だろう。

荘川悠晟.jpeg

小学生高学年型の部優勝 荘川悠晟(しょうかわゆうせい 宮島口支部)
年少の終わりごろに兄の光葉とともに入門していたので、拳歴は7年になる。幼年時にはタイトルを取ったが、同学年に強豪が多数台頭し、これまで学年別のタイトルには縁がなかった。
兄の光葉が全国大会に初出場したころから、他支部への出稽古へ毎日のように通うようになり、練習量が非常に充実している。高学年になり順調に上達したが、それでもライバルたちの壁はなかなか厚かった。
今回は弟の見歳とともに学年別を制覇。久しぶりの学年別優勝とはいえ、実力は全国でも一線級だと思う。実力があっても勝てる保証はないのが全国だが、一昨年の全国2位大杉幸蒔と比べても遜色はない。自信を持って大舞台に挑んでほしい。
大野東小学校6年生 1級 趣味:野球 好きな言葉:継続は力なり
優勝歴:H20錬成大会幼年 H24地区大会汪輯 H25錬成大会鎮東
コメント:今回の大会で優勝できて本当にうれしかったです。今までお母さん、お父さんが自分の時間をけずってまで練習につれていってくれて、サポートしてくれたおかげと、先生のきびしい指導のおかげだと思っています。これで終わるのではなく、次の福岡の全国大会や、来年の国際大会を目指してがんばっていきます。
posted by ファイヤーマン at 10:43| Comment(0) | 大会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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