2014年11月30日

第6回中四国大会レポート7高校一般女子型、一般男子型

高校一般女子型の部

38名のエントリーがあったこのクラスは修道大学と県立広島大学の女子部員がかなり賑わしており、合わせて13名がエントリーしたが、実力はまだまだでベスト8に残った選手はいなかった。
そんな中、安芸地区本部からは高校一年生の宮嶋響(廿日市)とママさん選手の平野亜紀子(広島中央)が後半戦であるベスト8に勝ち残った。
宮嶋響は今年の全国大会で4位入賞。春の地区大会では女子の部、秋の錬成大会では男女混合の高校一般有段者クラスを制していて好調だったが、今大会は高校一般混合で行われることを当日の朝に知り、かなりテンションが下がっていた。
平野亜紀子は今年になって出産に伴う休養から復帰。前々回は4位入賞を果たしている。愛娘はまだ一歳になったばかりだがママさん選手としてがんばってほしいところ。
二人とも強豪選手相手にひけをとらなかったが、準々決勝で、惜敗。結果的に二人に勝った選手が決勝を争ったので、二人の実力もトップクラスにあることを示せたのではないだろうか?

一般男子型の部

この種目にも多数の修道大学拳法部の男子部員がエントリーしていて、賑わしてたが、ほとんどの部員が白帯の一年生。勝ち残ることができなかったが、気を吐いたのが広島中央支部の矢口英明、悟の親子鷹。なんと二人揃って後半戦のベスト8に勝ち残った。
今大会のようなメジャー大会で親子揃ってベスト8に残ったのは、あまり記憶にない。少年部上がりの名手が揃うなか、私より年長の矢口英明選手がここまで活躍したことは瞠目に値する。惜しくも準々決勝で敗れたが、悔いなき健闘。
前回3位の悟は、このクラスでは抜群のキレ味を誇る。少年部にも負けないスピードも魅力だ。準々決勝を勝ち抜き、前回に続き準決勝進出を果たした。
準決勝の相手は修道大学拳法部でも活躍したOBの宮本大夢(山口県地区・山口中央支部)、前回は屈しているだけにリベンジを果たしたいところだったが、接戦の末破れて3位となった。

satoru1.jpg

宮本は決勝も制して中四国大会三連覇を果たした。卒業してもトップクラスの実力を維持しているところはさすがだ。


posted by ファイヤーマン at 00:11| Comment(0) | 大会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月25日

第6回中四国大会レポート6高校男子型

高校男子型の部

この種目は、前々回の矢口悟(広島中央)、前回の柴田奨真(宇品)と安芸地区本部が連覇を果たしており、今回は三連覇を目指す。しかも全国大会では安芸地区本部初となる優勝から3位までを占めるワンツースリーフィニッシュを果たしている最も優勝が固い種目と言える。
今回はワンツースリーの一角を担った全国大会3位の宮嶋優樹(廿日市)は欠場だが、決勝を争った稲見光起(広島中央)と柴田奨真がエントリーしている。
全国大会準優勝で、一昨年の全国大会優勝、前回の中四国大会優勝の柴田奨真がノーシードだったのはさておき、2強が出場しているので、安心して見ていられると思ったが、柴田奨真は主審判定の接戦ながらまさかの序盤敗退。奨真に勝った選手と稲見光起が準決勝で対戦して、ここも主審判定となってヒヤヒヤしたが、ここはなんとか星を拾って辛くも三連覇に望みをつないだ。
決勝の指定型は五十四歩。やや柔軟性に欠ける稲見光起が最も苦手としている型である。9月の錬成大会決勝ではこの型で女子の宮嶋響(廿日市)に屈している。
しかし高校生にとって難易度の高い型だが、柔軟性にやや難があるとはいえ、稲見光起の五十四歩も、かなり完成度が高くなってきた。
kouki1.jpg
一年生とはいえ、小学生から大舞台で幾度となく決勝の舞台で戦ってきた実力を発揮し決勝戦は快勝。高校男子型の部において、安芸地区本部三連覇を果たすとともに、自身も前々回の小学生高学年型の部、前回の中学生型の部に続く中四国大会三連覇、三階級制覇を果たした。そういえば小学生高学年型の部も書き忘れたが、稲見光起、大杉幸蒔、荘川悠晟で3連覇だ。
これで稲見光起は全国大会、中四国大会合わせて6度目の優勝。どちらも3階級制覇。表彰式で宗家先生から「優勝は何度目か?」と声をかけられたそうだが、間違いなく安芸地区本部少年部史上最強の拳士であることを証明してみせた。
kouki2.jpg
posted by ファイヤーマン at 22:56| Comment(0) | 大会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月24日

第6回中四国大会レポート5中学生

中学生型の部

幼年4名、低学年14名、高学年5名が出場した廿日市支部、宮島口支部だが、中学生型の部はわずか1名のエントリー。前回の中四国大会高学年の部を制した大杉幸蒔だ。二枚看板で錬成大会決勝を争った荘川光葉は駅伝大会と重なり無念の欠場。必然的に錬成大会を制した大杉幸蒔に期待がかかる。
今年は春の地区大会決勝で敗れ、不本意なスタートを切った。膝の故障もあり、環境を変えて再出発。調子を取り戻しつつあったが、全国大会は2年連続で初戦敗退に終わった。
奮起を期した今大会は全国大会2年連続準優勝のY田君(鳥取)や3位のK谷さん(広島地区・寺西支部)を筆頭に、過去の全国大会で上位の経験を持つ強豪が揃うトーナメントで苦戦は必至。まあ幸蒔も一昨年の全国大会高学年で準優勝だ。
序盤戦は順当に勝ち進みベスト8に進出。安芸地区本部の選手は幸蒔以外は敗退してしまったようだ。
準々決勝も、見ていないのだが3対1で惜しくも敗れた。それでも安芸地区本部全滅を防ぎ、唯一入賞を果たして、廿日市支部、宮島口支部にとって少年部全種目入賞という快挙を決めたのは殊勲といえる。
kousi1.jpg
本人は相当に悔しかったようで、閉会式でも終始浮かない顔をしていたが、それでも春の地区大会での不調からは完全に脱したように思う。中学になり小学生時代にしのぎを削ったライバルたちからは遅れてしまった感は否めないが、中学3年生になる来年は捲土重来の年としてほしい。
kousi2.jpg
posted by ファイヤーマン at 12:53| Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。