龍の出現の有無に拘わらず,屠龍の技を磨く。但し現れたら一撃のもとにこれを屠る。我々の目指すところである。
災害に備えて常に訓練を重ねる。「何もないこと」と,「何もないようにしたこと」とは天と地ほどの差がある。これが,私たち消防及び6本部機動部隊の心得である。

これはある方から紹介された、東京消防庁第6消防方面本部消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)部隊心得です。
屠龍技(とりゅうのぎ、とりょうのぎ)とは中国の諸子百家、荘子のことわざで、本来の意味は無駄な努力をあらわす言葉らしいですが、ハイパーレスキューではこれをポジティブな意味にとって、部隊の心得としています。
消防のみならず武術にも通ずる言葉として非常に感銘を受けました。
「龍の出現の有無に拘わらず,屠龍の技を磨く。但し現れたら一撃のもとにこれを屠る。我々の目指すところである。」
空手家もこうありたいものです。