このたびの全国大会で準優勝したO杉幸蒔君とともに、全国大会入賞を果たしたのは高校男子型の部のM嶋優樹君(廿日市)。
このふたりは3年前の横浜全国大会でも共に入賞しているので奇遇だが、前回は二人とも敢闘賞だったのが今回は準優勝と3位ということで見事な成長を果たしている。
M嶋3きょうだいといえば、3人とも全国大会での入賞経験が合わせて8回と、体操の田中3きょうだいにも負けない存在で、永く廿日市支部の屋台骨を支えている。中でも次男の優樹は8回出場して5回入賞と入賞率5割を超える山田太郎もびっくりの勝率である。
優樹は年少の終わりごろ、4歳になったばかりのころに入門し、同い年で今回優勝を果たしたS田奨真君(宇品)とライバルとして名勝負数え唄を繰り広げてきた。
小学1年の時には初出場にして敢闘賞受賞を果たし、早くも優勝を期待されたが3年時も敢闘賞。しかし6年で迎えた大阪全国大会では兄諒太郎の記録に並ぶ3位入賞を果たし、初めてベスト8の壁を突破した。
中1で出場した横浜での全国大会でも敢闘賞を受賞して驚異の入賞率5割を誇っていたが、部活のバスケットボールに専念するため、2年間は全国大会に出場していなかった。
本格的に復帰した今季は4月の安芸地区大会で一般も含めた型試合で3位入賞。3位決定戦で久しぶりに実現した奨真との名勝負数え唄は主審判定の大激戦だった。ちなみに高校組手の決勝でも対戦してこちらも辛勝したが、負傷してしまいこれが全国大会前まで尾を引いた。
6月の岡山地区本部との親善試合でも強豪選手を向こうにまわして奮戦。のちに今回の全国大会高校女子を制したK林選手に勝利し、やはり3位に入賞を果たすが組手は負傷のため欠場。
全国大会前も組手練習で負傷し、当日はテーピングでガチガチに固めた状態。しかし歯を食いしばって戦い、組手は初戦で敗れたものの、型は前年優勝のK木君を破るなど奮闘。ベスト8の壁も破ってベスト4に進出した。
ベスト4では宮崎高原支部のH園君と対戦。H園君は2003年にM嶋諒太郎とY手ちはるが低学年決勝を争ったときに、ベスト8でちはると主審判定の接戦を演じたことをよく覚えている。ほぼ互角の試合と思われたが、残念ながら敗退。しかし3位決定戦で昨年の準優勝者に勝利して6年以来の3位入賞を果たした。
残念ながら全国大会での名勝負数え唄の実現はならなかったが、ふたりともまだ1年生。型も組手でも大舞台での対戦が近いうちに実現するのではないだろうか?これからもふたりには安芸地区本部を引っ張って行ってもらいたい。
posted by ファイヤーマン at 21:15|
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