2015年07月27日

第24回安芸地区大会レポート4

小学生高学年型の部
全国でもエントリーが多く、最も層が厚いと言われるクラス。安芸地区大会でもその例に漏れず、トーナメントの早い段階から全国大会の経験者などによる熱戦が繰り広げられる。
今年低学年から上がってきた4年生には、全国大会など大舞台で入賞経験を持つ強豪も多く、上級生に通用するかが見所。
ベスト8ぐらいからは好カードの連続。まずは昨年の全国大会低学年で、初出場ながら敢闘賞を受賞した菅桜子(宮島口)が、安芸地区大会の上位常連で6年生の先輩、大杉幸穂(宮島口)に挑んだ。
いつも全力を出し切る桜子に対し、スロースターターの幸穂は初戦から徐々にテンションを上げてくるタイプ。序盤の試合ぶりから桜子有利かと思えたが、相手の実力を認めていたのか?幸穂はここで一気にギアチェンジ。接戦ながら勝利し準決勝へと駒を進めた。敗れたが桜子も先輩相手にほぼ互角の健闘だった。
準決勝には宮島口支部の4名が進出。2試合とも6年生対4年生のカードになった。
まずは昨秋の準優勝者で第一シードの田中悠介に弟の淳介が挑んだ兄弟対決。弟の淳介は低学年時代には多くの大会で上位入賞を繰り返してきた実力者。中四国大会でも入賞経験を持っているという意味では兄を上回っている。
今大会最注目のカードとも言えた試合。兄の悠介にとっては何が何でも負けられない勝負だっただろう。指定型半月で争われた勝負は火花の出るような接戦。予想通り副審の旗が2対2と割れるスプリットデシジョン、主審の手は兄の悠介に上がり、決勝への進出を果たした。しびれるような勝負を見せた二人は、この一戦の経験で大きく成長したことだろう。
もう一試合は前述の大杉幸穂に4年生の荘川見歳が挑む。挑むと言っても見歳は昨年の全国大会3位に中四国大会優勝と低学年とはいえ他の追随を許さない実績の持ち主。今大会でも幸穂を押さえて第2シードに推されていた。
体格も型の流れも正反対のタイプである二人の試合は審判泣かせ。しかしスロースターターの幸穂もこの段階ではほぼフルスロットル。見応えのある勝負となり、ここも副審の旗が割れるスプリットデシジョン。またも主審の手は6年生に上がり、準決勝は2試合とも先輩が後輩の挑戦を退けた形となった。
3位決定戦は4年生対決。実績のある二人の勝負はいつも接戦。実績では見歳が上回るが、淳介は見歳キラーと言えるぐらい、ほぼ互角の対戦成績を残している。
この日もやはり副審の旗が割れ主審判定となったが、淳介の勝利。改めて二人の実力差が紙一重であることを再認識させられた一戦だった。
決勝戦は低学年時代から鎬を削ってきた6年生同士の対戦。低学年の頃は幸穂が常に勝利していたが、高学年になってからは実績で悠介が上回っていると言える。
指定型型は鎮東。悠介の型は指導者の教えを忠実に守った教科書とも言える演武。文字で書くのは簡単だが、ここまでになるまで、並ではない努力をしている。
ここまで接戦をものにしてきた幸穂だったが、ここは悠介の底力に軍配が上がり、悠介が苦しみながらも優勝を果たした。
中四国大会を制した先輩の荘川悠晟が抜けた後釜を誰が担うのかが注目された今大会で、その有力候補筆頭だったプレッシャーはかなりのものだっただろうが、それを見事に証明したのはさすが。まもなく開催される国際親善大会では実績でも先輩に肩を並べることができるか?彼ならやってくれそうな気がする。
posted by ファイヤーマン at 08:33| Comment(1) | 大会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月12日

第24回安芸地区大会レポート3

幼年の部

近年はエントリーが少なく、いつも存続の危機に立たされている種目だが、今回は10名のエントリーがあり、なんとか伝統は守られた。
少人数ではあるが、年端もいかない幼子が一生懸命がんばる姿は非常に愛らしく、人気の高いクラスである。
地元からは宮島口支部の2名と廿日市支部の1名がエントリーした。宮島口支部の二人は昨年の中四国大会に年中ながらチャレンジし、しかもふたりとも初戦を突破している。細川 晋ノ介のほうはベスト 8まで勝ち上がっており、昨年秋の錬成大会では優勝している。島田陽登は3年生の兄、啓太に引っ張られて成長している。入門当初はかなり頼りなかったが、今では幼年の立派な主力だ。
このクラスでは別格ともいえた二人が順当に決勝に進出。いつもは同じ保育園に通う同級生だが、優勝がかかると二人とも本気。火花が出るような拳手法を披露して好試合となった。
結果は地力に勝る晋ノ介が快勝、錬成大会に続き連覇を果たした。
晋ノ介は年少時に入門したときからやる気は人一倍、こつこつと努力を積み重ねてきた。来年はいよいよ小学生となる。上級生たちと比べても遜色ない実力を持っているので、期待したい。
島田陽登も入門時に比べたら格段の成長。まだ練習では甘い部分もあるが、幼年なので当たり前か?成長とともにやる気も急上昇しているので、同じく小学生となる来年以降が大いに楽しみだ。

小学生低学年型の部
59名がエントリーした最激戦区。地元からも21名がエントリーしている。
1,2年生で争われた昨年秋の錬成大会でベスト4に進出した4名が順当にベスト4に進出。宮島口支部の小林莉緒、島田啓太、荘川知南が含まれている。
錬成大会を制して第1シードに推された小林莉緒は準決勝で妹分の荘川知南を破って順当に決勝進出。もう1試合は錬成大会準優勝の藤原伊吹(Aシティ)に島田啓太が挑んだ好カード。錬成大会準決勝では指定型汪輯で藤原伊吹が勝ったが、同日の団体戦では島田啓太が指定型半月でリベンジしている。
この日の準決勝の指定型は汪輯で、半月が得意な島田啓太が若干不利かと思われたが、半年の成長は想像以上。強豪を下して学年別初の決勝進出を果たした。
3位決定戦は藤原伊吹が快勝したが、敢闘賞の荘川知南も健闘。ベスト4唯一の2年生だが、3位決定戦では旗を1本上げるなど、トップ3に迫る実力をつけつつある。姉貴分の小林莉緒の後釜を十分担えるだろう。
決勝戦は宮島口支部でも進境著しいO野学園軍団のトップ2の対戦。小林莉緒は幼年の頃から活躍してきた強豪、対する島田啓太は昨年まで入賞経験がなかったもののここ1年ほどで急成長し、今では誰もが認める低学年の雄である。
女子らしく優美な莉緒、男子らしく俊敏な啓太とタイプのまったく違う二人の好勝負となった。僅差となったが、莉緒が辛勝し錬成大会に続き連覇を果たした。
勝敗を分けたのは若干ではあるが大舞台の経験を積んでいたことか?練習でも素晴らしい演武を披露するが、莉緒の本番での強さは目を見張るものがある。気迫や顔の表情などは低学年とは思えない。上級生も見習うべき。
惜敗を喫したが、啓太はまだまだ伸びしろがある。課題が改善できれば国際大会でも好成績を残せる実力は十分と言える。
posted by ファイヤーマン at 17:53| Comment(0) | 大会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月30日

第24回安芸地区大会レポート2


南光の部
地元からは最大の16名がエントリーしたが、なんと入賞者ゼロ!支部を強くするためにはここを鍛えないと?と思い、力を入れていただけに少々ショックだった。
2年前にたくさん入門してくれた子供たちが、だいたい黄帯になっていて、道場でもかなり幅をきかせている。
まあ次回に向けての課題ということで。

半月の部
緑帯の小学生が対象のクラスで、地元からは7名がエントリー。全体のエントリーも少ないので、2回戦ぐらいからは同士討ちの連続。その中で宮島口支部の末吉奏仁と細川乎太郎が揃って決勝に進出した。
4年生同士だが、拳歴は末吉奏仁のほうが長い。乎太郎は黄帯軍団と同時期に入門したが、ひとりだけ飛び級して緑帯になっている。しかし抜擢したのが間違いではなかったことを実力で証明した。
決勝では二人とも落ち着いた演武をみせた。実力はあるものの、これまではやや迫力不足だった末吉奏仁も気迫あふれる演武を披露。接戦だったが先輩の意地を見せて勝利。なかなかの好勝負だった。
4年生には茶帯に全国クラスの強豪がひしめいているが、彼ら2人を筆頭に茶帯に追いつけ追い越せを目標に、これからもがんばってほしい。

汪輯の部
紫帯の小学生が対象のクラス。地元からは4名がエントリーしたが、うち2名が午前中の低学年の部で決勝に進出したので、このクラスは欠場。残る2名も健闘したが入賞圏内には入れなかった。この種目は遠来の鳥取支部が大健闘。大谷君が優勝、濱川さんが敢闘賞に食い込んだ。大谷君は午前中は組み合わせに恵まれなかったが、低学年の部で入賞してもおかしくない実力の持ち主だった。

鎮東の部
茶帯の小学生が対象だが、過去に優勝経験のある選手は出場できない。
もともと7名のエントリーだが、宮島口支部の2名が高学年の部で決勝に進出したので、わずか5名での争いとなった。
人数は極めて少ないが、全員茶帯で全国大会を経験している実力者揃い。なかなかレベルは高い。宮島口支部の3名で争ったブロックを勝ち上がった荘川見歳が決勝に進出した。
午前中は高学年の部で準決勝、3位決定戦ともに敗れ、本人としては不本意だっただろうが、低学年だったとはいえ昨年の全国大会3位、中四国大会優勝の実力は伊達ではない。4年生ながら完成度の高い鎮東でこのクラスを制した。
大会前、茶帯の4年生から高学年の決勝へ誰か上がっても不思議じゃないから、鎮東をしっかり練習しておくようにと言っていたが、みんなどこの大会の決勝戦に出しても恥ずかしくないぐらい、しっかりした鎮東を打てるようになった。高学年でも旋風を巻き起こしてくれることだろう。

中学生組手基本の部
中学生には帯別の型試合がなく、中学生型の部に加えてチャンスを増やすのと、組手の強化を目指して数年前から導入されたクラス。過去の優勝者や型試合の決勝進出者は出場できない。
廿日市支部の下前凛太郎が健闘して敢闘賞を受賞した。しばらく受験で道場に来れなかったが、自宅稽古で練習不足を補っていたとのこと。家族で道場に通っているので、相乗効果が素晴らしい。
決勝には昨年の中四国大会小学生高学年型の部を制した宮島口の荘川悠晟が進出した。午前中の3位決定戦で敗れた宇品支部の武井安澄にリベンジして優勝を果たし、中学初の大会で早くもこの種目卒業となった。
後述するが、午前中は不本意だっただけに少し溜飲を下げた。組手試合に出場する先輩たちと一緒に組手練習をがんばってきた成果が早くも形となった。
posted by ファイヤーマン at 22:47| Comment(0) | 大会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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